ADHD女の気楽な人生

書き散らし

ADHD当事者から見た「ADHDというファッション性」

タイトル通りだ。

 

何故かちょっと流行している(らしい)ADHD。

私は

いや、私の個性を取らんといて!!!!!!!
やめてよ!!!!!

という謎の独占欲を発揮している訳ですが、冷静に考えてそんなこと言ってる場合じゃない。

普通に生活が壊れます。誇張ではなくマジで。

 

色んなマイノリティが最近「武器」のように扱われているな~と個人的に思っているんですが、その中でも「ADHD」という特性についてちょっと誤解されてるかも~?と思ったので当事者として書いてみます。
初ブログがこんなんでいいんだろうか。いやいい。私が許可した。

 

ADHDって「天才肌」「個性的」「面白い」というポジティブ寄りのイメージがある人もいるかもしれません。

否定はしません。実際私もそうです。自意識過剰か。

 

でもね。

実際、そんないいもんじゃありません。

憧れの対象とかにするようなもんじゃないです。

でも自分でコンテンツ化して、ポジティブ変換しないとやってられないのが現実です。それがあってブログを始めてみた訳なんですけど。

 

例えば私、コミュニケーションがすごい苦手なんですね。

コミュニケーションっていうのは双方向のものなんですが、私の場合は「喋るの得意、延々と喋れる」「でも傾聴苦手、本当に人の話聞けない」みたいなのがあります。

コミュニケーションってただ「喋れる」だけじゃダメなんですよね。AIの方がコミュニケーション得意なのなんなん。

話したい事だけ話してればいいってもんじゃないんだぞ、聞いてるか私。聞くの苦手なんだった。

 

あと、とにかく金銭管理ができないです。

気づくと財布と口座が焼け野原です。圧倒的更地。解体業者入るとか聞いてませんけど。

給料日の三日後に残高が二桁で首を傾げたこともあります。

これ、怖い話です。

私の頭脳を以てしてもわかりません。

一体だれが犯人なんでしょうか。私です。

で、NISAもそうで、あれって長期運用資産じゃないですか。
普通は「将来のために寝かせておくお金」なんですけど。

あれ、私からすると「いやまだここにあるから大丈夫だわ」って見えちゃうんですよ。

何「最後の砦」みたいな顔してんねん。私も私で攻め落とすな。

でもね、体感としては本当に「勝手に消えてる」なんですよ。

 

あとマジでカードを持つと終わる。

現金ないけどカードの限度額までまだあるからオッケー!じゃないんだよ。

誰だよ、限度額ぎりぎりまで毎月カード使ってる奴。

これ返済にどれだけかかると思ってんだよ。

私です。

 

基本、ADHDって(私だけかもしれないけど)「その日暮らし」すぎるんですよね。

明日困るかも?
知らねえ!
今のアドレナリンに任せる!

みたいなことが、わりと普通に起きます。

しかも私が言う「金ない」は、「今月ちょっと厳しいな〜」ではありません。

ガチで残金ほぼゼロの状態です。

おい、「金無い」って言ってる人間たち。全財産が二桁になってから言え。

 

終わっています。本当に終わっている。

 

でね、何かに夢中になるとほんっとに別のものを全て後回しにするんですよ。

私一時期すっごい格ゲーにハマりまして。(10年くらい前のゲームなのでプレイヤーはほぼいないんですけど)

その時は仕事が翌日あるのにほぼ徹夜、食事もとらない、予定はドタキャン、みたいな、格ゲー最優先生活を送ってました。

しかもすぐ飽きるときた。

何かにハマる→そのほかすべてのものが後回しになる→飽きる→別のものにハマる→そのほかすべてのものが後回しになる…

これがサイクルになってます。

結果としてできることとかは色々増えたんですけどね。一時期めっちゃハマってたイラストで収入得たりもできてましたし…

 

まあ要するに、個性と言えば聞こえはいいんですが実際には生活が破綻しています。
誇張表現なしに、本気で。
私の事なので笑ってください。

いやでも、まじで笑えないこともたくさんあったんですよ。住民税払うの後回しにしてたら役所から人が来て肝が急速冷凍されたかと思ったこともありました。

今はネタにできるのでOKなんですが、まあ、たまったもんじゃない。しかもこれが日常茶飯事ときたもんだ。

 

で、ですよ。

ADHDって言えば何でもかんでも受け入れられるわけではありません。

受け入れられやすいのは、

「発想が面白い」
「勢いがある」
「好きなことへの集中力がすごい」
みたいな、社会から見て“ちょっと面白くて使いやすい部分”だけだったりします。

 

でも実際は、

朝起きられない。
連絡ができない。
金銭管理ができない。
片付けられない。
日常生活、破綻。

 

その辺はもう途端に笑えなくなります。

それに、ADHDと診断された人が全員、私みたいにお気楽で楽観的でなんでもネタにできるわけでもないと思うんですよね。

私はたまたま全部笑いに変換できるタイプですが、それができない人もいると思います。わかんないけど。

 

まあでも、憧れる気持ちは分からなくもないんですよ。

なんとなく「ADHD」というラベリングがされただけで、世の中のポジティブな印象も一緒に自分に貼られる感覚もあると思うので…

 

私はたまたま「お前面白れぇな!」と拾ってもらえた会社で今働けています。

でもこの会社との出会いが無かったらと思うと割とぞっとします。

 

いや、もう笑ってほしいんですよ。「やば〜」って思ってほしい。

でも、ほんまのADHDってこんな感じなんです。

「個性的」で済ませるにはちょっとダメージがデカすぎるんよ。

実際私も持ってますけど、精神障碍者保健福祉手帳(所謂障害者手帳ですね)の発行対象です。

それくらい普通に生活に支障がでてるものなんですよね。

 

いや正直、思いますよ。

こんなに面白い人間、どうやったら生まれるんだろうって。

あ、両親からですね。

感謝。

 

ただし、面白人間として生まれた代償に、人間としての基礎力は犠牲になりました。

等価交換って知ってるか?

 

まあまとめると、まじで個性として持ちたいと思うほどいいもんじゃねえぞ!!!!!!!!という事です

面白い?個性的?天才肌?

そこだけ受け取るなよ!生活破綻まで込みでアンインストール不可、生まれた時にOSに搭載された機能だってことです。